ガーゴイル。ブリタニアのあるトラメル・フェルッカの裏に位置するファセット-Ter Mur-に住まう知性。
かつての歴史、モンデインの宝珠の外。
アバタールによってコデックス・究極の知恵の写本がブリタニアにもたらされた時、
ブリタニアでは炎の島で地殻変動が起こったにすぎなかった。
確かにその地殻変動でブリタニアには大きな被害がもたらされた。
だが、本当の破壊が起こっていたのは、むしろAbyssを介してつながっていたTer Mur側に起こっていた・・・
それは、Ter Mur消滅の危機だった。
大いなる歴史は、異なる道を歩む宝珠の内に影響してしまった。
突如として起こる異変。それは、失われたコデックスがもたらす時空の変異。
大地は引き裂かれ、その一部は過去へと跳び別のファセット-イルシェナー-に閉じ込められ失われた。
幸いは、時空の変異が極めて限定的に起こった事だ。
本来、Ter Murに起こりうる変動を起こすエネルギーは、
時を同じくして始まったシャドーロードの侵攻によって多くを消費され
結果的に被害は最小限で食い止められた。
かくて、ガーゴイル世界Ter Murの消滅は回避され、平和裏にブリタニアとの邂逅を果たす。
まるで過った歴史を、コデックスがあるべき歴史に導いたかのように・・・