さて私が全ての徳、とりわけ謙譲の徳について知り尽くしている徳の体現者である事をようやく理解したガレスではある。
しかし、第一印象がよろしくなかったか、妙な仕事で試そうとしているようだ。
曰く・・・
[依頼]
準備は良いか。
では、ブリタニア各地のコミュニティの発展に力を貸してもらおう。
まず、ベスパーの博物館へ赴き、資材の寄付に協力してくれ。
その功績に応じて"謙譲なる羊飼いの杖"を受け取ることができるだろう。
受け取ったならば我輩の元へ戻り、それを渡してくれぬか。
汝はこれを進んで行う気を持っておるか?
「あまり気が進まないなぁ・・・」と言うと、、、
考えが変わることを期待している。
なかなかアッサリしている。
まあ乗りかかった船だ、やりましょうかね。
とりあえず向かうはベスパーだが、あの街はとても広い。
しかも、橋でつながった幾つかの島で構成されているので探しものをするのがとても面倒な街でもある。
そして私は、あの街で博物館など見たことがない・・・
コレは困った。
あの街で一軒一軒建物を見て回る手間を考えると嫌になる。
少し考えて、引き返しガレスにもう一度話しかける。
こんにちは、我が友よ。
博物館はベスパーの南の建物の地下にある。
階段を降りると、小さな寄付箱が設置されているであろう。
寄付はそこで行えるぞ。
言うまでもないが、私に提出してくれる前にあらかじめ指定しておくのを忘れんようにな。
どれを貰っていいのか判らんのでな。
やっぱりね。
教えてくれと言うまでもなく博物館の場所を言いやがったw教えてくれた
まあ、こういう依頼をしてくるぐらいだ、私の他にも多数の者たちがガレスの元を訪れているのだろう。
そして同じ事を何度も聞かれているなら直ぐに戻って来る者の言うことなどお見通しだってか。
フフン、もちろんコッチはさらに上を行って、そんな事はお見通しなのさ。
知らないことは恥ずかしくないぞ、知らないことを知ったかすることの方が恥ずかしいんだ。
謙虚な私は知っていそうな者に教えを請うことぐらい容易い。
もちろん相手の力量を見抜いているからこそだ・・・
・・・なんだ?その目は。違うぞ?解らなくて狼狽えていた訳ではないぞ?
違うんだからねっ!
ともかく、ベスパーへ。
南の島の一番大きな建物が博物館だった。
看板にVesper Museumと書いてあった。
全ッ然、気が付かなかったよ、控えめ過ぎるよこの看板!
早速中に入ると、誰もいない受付、、、本当に博物館か?ココ。
順路こそ無いものの、一回りするようにできている。
宝石、武具、楽器、絵画とぐるりと廻った訳だけど・・・目的を忘れるトコだった。
寄付箱、、、無い、、、ああ、地下だっけ?
階段を降りると、やっぱりいくつか展示物があるが、微妙・・・
ああ、階段を降りて直ぐ青い箱がポツーンと置いてあった。
「ベスパー公営博物館へのご支援はこちらへ」とは書かれているが・・・やる気ない感じがヒシヒシとw
まるで地方の手入れの行き届いていない怪しいアミューズメントのようだwww
さて、この寄付をする事で幾つかのアイテムが手に入るわけだが、、、目的の謙譲なる羊飼いの杖は、っと、、、
ぬう、5000ptか。
お金か木工関連の品の寄付を受け付けてくれる様だ。
お金なら75000g・・・FrostWoodのボードなら100ちょっとか。
余ってるし、ボードで寄付してサクッと「謙譲なる羊飼いの杖」を手に入れたw
タダの杖やね。いらんわ。フロストウッドがもったいない。゚(゚´Д`゚)゚。
早速、ガレスに届けよう。
素晴らしい!
博物館というものには、大変な価値がある。
多くの人々が刺激を受け、学習し、汝の寄付による恩恵を受けるであろう。
どうだろ。
なぁんか、寂れた感じだったけどなぁ・・・
→謙譲の外套クエスト③へつづく・・・