キモい巨大な地虫から逃げて逃げて、瘴気漂う川に掛かる橋を越えると、ゾンビの悲しげな声が・・・
めんどくさいので、手前にあった分かれ道を逆に向かうと、なにかささくれだっている人たちがいた。
そうだ思い出した。
昔、どこぞのお嬢が拐われた時、あらぬ嫌疑をかけられ、この地下迷宮の探索をせざるを得なかったことがある。
その時は、ココは追放者達が屯する場所だった。
全く嫌な思い出で、悪夢を見ていたかの様だった。
夢のなかで、からだが重くうまく動けなくて必死にもがくというような経験はあるだろう?
まさにそんな感じで、しいぴいゆうが遅いという瘴気に満ちたココでの行動は非常に苦しかったものだ。
そんな思い出話はどうでもいいが、未だにココには人が屯っていられるほど安全なのだろう。
一息つく為に入った部屋で、先客らしいエルフと目があった。
アルケミストだろうか、フラスコや試験官などが乗った実験台の前でなにかうろたえていた
あれはなんだ?
旅人なら頼めるだろうか?
軽く挨拶をするとなにか勘違いされたようだ。
私を見ていきなり依頼をしてきた。
[依頼]
アビスに赴き、fertile dirtとboneのサンプルを3つづつ探せ。
グレッチェン[Gretchen]に渡し報酬を受け取れ。
-----
夢でこの場所が私を呼ぶのだ。
樹木のような魔法だ。
その節は・・・そう、秘薬の形をしたたくさんの果実を実らせて手足のように大きく広がっている。
ふうむ...あなたが傷つくことを望むわけではないが、最初に Fertile Dirt が幾つか必要だ。
その後に、骨[bone]も幾つか必要となる。
その骨はふるさとを遠く離れた場所で永く忘れられているであろう。
それらを持ち帰ってくれれば特別な薬をお分けしよう。
と、いきなり言い出した。
特別な薬、か。
ちょっと興味あるね。
boneとFertile Dirtで作れるならすぐに持って来ましょうか。
んで、いくつだって?と聞き返すと
なんと無遠慮であることか。
まずは3つまで数えられるようにならんとな。
お前のほうが無遠慮というか無礼である。
3つならそう言えばいいじゃねーか。
かなり気分を害して、それでもちゃんと品を揃えるあたり、自分の生真面目さが恨めしい。
さっさと特別な薬とやら作ってもらおうか。
喜びのうちに見たこの日のお前の労力はこれらのアイテムで報われよう。
このポーションは、粘性が高く熱い。
もし地面に投げれば、その地にこびりつくだろう。
なんか、黒いドロドロの液体(?)の入った瓶をくれたけど何に使うんだろう?
なんか一度投げると手が粘って、1分ぐらい間を置かないとならないんだけど、使えるの?
その真髄を知るには高いアルケミスキルが必要だと言う人もいるが・・・