Green Goblinに酸を渡して終わりだと思ったのに・・・
奴らは言われているより厚かましい様だ。
瓶を受け取りながら、早口で話し始めた。
声がうわずっていて、明らかに高揚しているのがわかる。
[依頼]
女王グモ、Navrey Night-Eyesを倒せ。
Vernix王にその証拠を差し出せ。
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Vernixの計画整った。
外から来た人は、GreenGoblinの英雄。
Vernix王は、彼を計画に加える。
Grey goblinの力はその神、Navery Night-Eyesのもの。
Naveryは巨大なクモ。
すごくすごく汚らしい。
Grey Goblinどもは Naveryより力をもらってGreen Goblinを奴隷にした。
Green Goblinは逃げて、自分の場所を見つけた。
Navery Night-Eyes はとてもお腹がすいてる。
血を欲しがる。
Grey Goblinは外の人を彼女に差し出し、自分は犠牲にならない。
Naveryを倒したら、外の人とゴブリンが悩んでいる問題、片付く。
もし倒したら、この危険な仕事したにふさわしいもの、差し出そう。
アホか。
何が王かw
ゴブリンの頼みなどそうそう聞いていられるか!
倒さないと、多くの外の人、ある夜突然いなくなるぞ。
考えて、承知するなら、戻ってこい。
う、、、もし、こいつの言うことが本当なら、たしかにヤバイ話だ。
その必死な声での訴えが、非常に信憑性が高いようにも聞こえる。
・・・何人か行方不明の話もチラホラ聞いた事もあるし、、、
仕方ない、やるか。
時間ない。
Navery Night-Eyesはお腹をすかしてる。
Navery Night-Eyes、、、通称赤蜘蛛か。
冒険者の間では有名だ。
その糸で作ったのだろうか、奴と戦った連中は良さ気なエプロンをしていることがあるそうで。
公然の秘密らしいw
その巣と目されるは、Grey Goblin共の巣くうエリアの一番奥だ。
Green Goblin共のエリアの壁一枚隔てたすぐとなりではあるが、、、ぐるっと大回りしていかなきゃならない・・・
めんどくせ、、、が仕方ない。行くか。
道のりが回り込んでいるだけで、途中に困難があるというものではない。
Grey Goblin共が邪魔だが、対して強いわけではないからサクッと突破する。
Grey Goblin共のエリアを抜けると、綺麗な泉があったのでちょっと休憩・・・
さあ、ここから一気に巣の入口まで駆け抜けよう。
ここから赤蜘蛛の巣までは、Wolf Spiderといういやらしいドクグモの巣でもある。
走り抜ければ、うまくするとノーダメージで巣までたどり着ける。
赤蜘蛛Navery Night-Eyes、、、初めて見たが、デケェ。
クモのくせにドラゴンぐらいの大きさがある。
とりあえず、不調入れてEV召喚、、、するが、なんてこった、全然ダメージを負う感じがない。
おまけに糸を吐いて絡め取ろうとしやがる。
糸に絡まれるとしばらく身動きが取れないが、指は動くので楽器は演奏できる。
範囲PMでしのいで逃げまわる。
逃げながらEVを召喚するが、粘着性のある絡めとる糸ともう一つ、
とてつもない速度で打ち出される弾丸のような糸があって、そいつに当たると変な所にすっ飛ばされてしまう。
攻撃範囲外に飛ばされたEVが目標を見失ってウロウロと・・・ええい邪魔臭い。
何とかならんのか?
とてもじゃないがEVでチマチマやっていたんじゃ一日かかっても倒せやしない。
クソっ!
なにか使えるものはないかあたりを見回すが、、、
落とし穴を掘って落とすのも一つの手だが、普通なら十分な広さがあるのに、あんなデカいのだと狭すぎる。
むう、・・・天井には鍾乳石だろうか、トゲトゲした岩が垂れ下がっている。
天地を逆さにヤツをあのトゲトゲ石にぶつければ、刺さって大きなダメージがあるかもしれん・・・
いや、アレを落とせれば、、、見回すと、ココは元々なにか地下神殿か何か建物だったのだろうか、
天井を支える柱が、、、あの柱を崩せば、崩せないまでも微妙なバランスで天井を支えている・・・?ならば!
イケる。
脆そうな部分、そう要石の様な所を揺らしてやれば天井が崩れてくるに違いない。
力いっぱい叩いてみるが、一つでは無理だ。
天井からはパラパラと砂が落ちてくるばかりだ。
3本ともが共鳴するように揺れないと、大きな欠片は落ちてこない。
といって、3つとも揺れるようにブチ喰らわすのは難しい。
ぶっ叩くと長く揺れてくれる要石と、すぐ揺れが収まる要石がある。
大体、10秒と5秒と3秒といったところか。
となれば、長く揺れる方から順番にブチ喰らわせると、、、揺れが収まる前に次そして次と柱を揺らすことに成功した♪
すると、狙い通り天井になっていた岩が次々と落ちてきた♪
それも、すっごい勢いで落ちてくるw
かなりダメージを喰らっているようだ、、、が、倒れるほどじゃないか。
柱も天井も落ちるだけ落ちると、安定してしまうようで、同じ手は、、、いや、これは?
逃げて逃げて逃げ回って、柱の陰に隠れてみると、、、ふっふっふっ、これはかなりラッキーな発見だ。
赤蜘蛛が歩くたび、その振動で柱のバランスが崩れてくるみたいだ。
もうちょっと待てば、また天井を崩せるかも、、、
ふっふっふっ、待てばカイロの日和あり。
寒い寒い冬でも焦らず待っていれば、懐炉を懐に入れたように温かい日も来るだろうと、、、え、海路の日和?
荒れる海でも待っていれば船を出せる凪いだ日が必ずやってくるの意?
・・・どっちでもおんなじ意味になるんだから良くね?
ってな話は置いといて、奴が一歩を歩くのに大体一秒。
180歩ほど歩くと柱のバランスが柔になってくる感じかw
そうして何度か天井落としを仕掛けたらアッサリ倒すことができたwww
おまけに、石に押しつぶされたついでに、お目々がタマタマ(w)手元に飛んできた♪
お目当てのEye of Navrey Night-Eyesは手に入ったが、良さ気なエプロンは、、、ないorz
緑の子鬼の王を僭称するアホのもとに目ん玉を持って帰る、、、
が、これだと教えてあげないと気が付かないアホタレでもあった。
外の人に役たつ、いい働きだ。
ここからはGreen Goblinが残り片付ける。
Navery Night-Eyesいない、我らは復讐する。
王VernixはGreen Goblinのこの勝負、決着つける。
ま~がんばんなw