ロイヤルシティの宮殿南に露天の酒場が在るわけですよ。
テルマ―を散策する前に、立ち寄ったりするわけですが、割と良くグラススタッフを持って足を引きずる様に歩く戦士らしきガーゴイルを見かけるのですよ。
元はハンターだったらしく、テルマ―を安全に旅できるよう凶暴な猛獣を狩っていたそうで、戦士として最前線で戦えなくなった今でもその使命感は死んでないらしい。
ちょっと戦えそうな者がいると声をかけてくる。
[依頼]
やあ。
あの意地悪いBoura[ボウラ]どもに片足を潰されてからというもの、・・・年寄は同じ話を何度も繰り返すものだ。
頑張って聞け。
さて、Slith[スリィス]は特に獰猛というわけではないのだが、放っておくとSlithに住処を追われる静物が出てくるのだ。
奴らを少々間引き、つまり倒してきてくれれば、妻が持っているImbuing[錬成]用の材料を、またお前にあげよう。
うーん、悪いけどアビスに行きたいんだよね、また今度でイイ?
まあ、Slith狩りなど確かに孫に自慢げに話せるものではないが、必要な仕事なんだぞ。
・・・そう言って、チラチラとこちらを物言いたげな上目づかいで見る。
キモいんじゃ!と、言ってやりたいが、ジィ様相手に冷たくするとロクなことにならない。
足は悪くしてもガーゴイルは馬並みの速度で飛んで追ってくるのは朝飯前。
あげくに、一時間二時間平気で愚痴を聞かせて離れない事もざらだ。
そうなる前にさっさと仕事として受けてこなしちまおう・・・
で、仕方なく東の草原にやってきたんだが、何匹倒して帰って報告しても、、、
Slithはまだうようよしている。
充分間引いてきてくれ。
ほら行った行った。
なんでよ?
もうたっぷり30匹は倒しているよ?Dragon's BloodだってSlithの舌だってこんなに溜まったよ?
と戦利品を見せたら黙って指をさす。
何?毒液袋じゃん。それがどうしたのさ!と言おうと立ちあがろうとしたら後ろから別の奴に声をかけられた。
「あんたが倒してるのはtoxic slithだw」
・・・はぁ?
ちょっとまて、同じSlithだろうが!と言おうとしたら、、、先に言われた一言が。
「ベスとバブルとメタルは違うモノだろ?」
・・・おとなしく東の草原に向かいました。
お前かぁっ。確かにさっきのと違う。緑一色で無いじゃねーかっ!
ええい、派手なトカゲが!!
てめぇなんぞなんのその!!!
なんとなく八つ当たりの様な気がしたが、狩って狩って狩りまくり!!!!
20匹なんぞ「あっ」という間でぃっ!!!!!
任務は完了したようだな。
今日は充分だ。
さあ、報酬だ。
明日も仕事がある、もっとしんどいぞ。
明日も来てくれたら嬉しいがね。
ああ、そうね!!!!
どちくしょぉ!!!!!