承認処理にウンザリという市長さんに書類を渡すと・・・
[依頼]
へっ、へへへ。
なるほどね。
あんた、ベドラムの学生じゃない。
だから学費の返金なんて受けられるはずがないんだ。
へへっ。
アエルニャの婆さんもモウロクしたもんだな。
そうじゃなきゃ、こんな・・・・・・いや・・・、ちょっと待てよ。
こいつは運が巡ってきた。
よし、取引と行こうじゃないか。
ユニコーンのあばら肉[Unicorn Ribs]、
キリンの脳みそ[Ki-Rin Brain]を2つ、
ピクシーの足[Pixie Leg]を5本持ってきてくれないか?
そしたら代わりに俺があんたの返金請求用紙に承認のサインを書いてやるよ。
どうだい?
うっわ、バレた!
悪銭身につかずというが、入る前から飛んでいくというのは・・・
って、これはワイロの要求違います?そんなん、断る!
へへへっ。じゃあ仕方ない。
・・・なんか、裏のある笑いが怖い。
ったく、どこの役人も、腐ってやがる。
って言える立場でもなく、穏便に事を済ませるには引き受けるしかない・・・
やりますよ、やればいいんでしょ。
でも、善性クリーチャーを倒さないと手に入らない代物。
うう、カルマが下がる・・・つーか、何でそんなものほしがる?
俺はちょっとしたグルメでね。
なかなか入手できない食材を探してるんだよ。
ピクシーの足(Pixie Leg)と、
ユニコーンのあばら肉(Unicorn Ribs)と、
キリンの脳みそ(Ki-Rin Brains)を持ってきてくれたら、
書類にサインしてやろう。
食材をそろえたら自分のコマンドメニューを使ってクエストアイテムに指定してからGorrowに話しかけましょう。
性根が腐ってる!
あの愛らしい生命を食べる?!
いや、命の営みとはかくも残酷である事が本質だろう。
好悪の感情とは違う次元で、命が誠に昇華されるのであれば、他人の趣味・嗜好に口出しすべきではない。
が、自らの立場を利用してそれを手に入れる?
まったくもって、こんなヤツに利用されなければならないとは・・・
涙をのんで、善性クリーチャーの討伐にかかる。
心を殺し、ただ目的の為に前に進む・・・
その姿は、悪鬼か修羅か。
その血にぬれた手に掴む・・・食材。
おお、帰ってきたな。
オーブンを温めなくちゃな。
ピクシーの足ってやつは、慎重に扱わないとすぐに焦げてパサパサになってしまうんだ。
味はチキンに似ているな。
言い訳などしない・・・自らの行いが、いつか裁かれようと・・・
元はといえば、お金に目が眩んだ自分がいたのだと、、、
・・・もう、あの愛らしい瞳に、歓迎の喜びの光が宿る日は来ないのだ・・・